スパイスの効能

カレー作りに欠かせないスパイス、ここでは当店で作るカレーにも使っているスパイスの効能について解説していきます。

スパイスの基本知識

スパイスには原形のものと粉末状のものがあります。

原形のものをホールスパイスと呼び、粉末状のものをパウダースパイス(そのまんまやんけッ!!)と呼びます。

コーヒー豆でも同様ですが、ホールの状態である方が保存が効き、パウダーにすると香りが飛びやすくなるので早めに使い切る必要があります。(あくまでも一般論なので、家庭で使う分にはあまり気にしなくても)

スパイスの使い方

基本的にスパイスの香りは脂溶性で、スパイスを油で熱する「テンパリング」と呼ばれる手法で香りを引き立てます。

調理の初期段階で使用するスパイスをスタータースパイス、最後の仕上げに使用するスパイスをフィニッシュスパイスとも言います。

テンパリングで使用するのはホールスパイスで、パウダースパイスは香りが飛びやすいため調理の途中で加えます。インドカレーは煮込み過ぎると良くないので、2日目よりも作り立ての方が美味しいものが多いんですね。

スパイスを使用するうえで最も気を付けなければいけないのは、絶対に焦がさないことです。焦げると苦みが強くなるので、弱火でじっくりと香りを移すことが重要です。

基本のスパイス

スパイスには数えきれないほどの種類がありますが、4種類ほどのスパイスさえあれば美味しいインドカレーを作ることができます。(美味しくなるかどうかは、あなたの腕次第です)

スーパーなどで売っているスパイスはやや割高ですが、まずはこれだけあれば美味しいカレーが作れるよという基本のスパイスを紹介します。

ターメリック

日本でもお馴染みのウコンのことです。

主に色付けの役割を担い、パウダーで使用されることがほとんです。

クルクミンというポリフェノールの一種が多く含まれており、肝機能向上・抗酸化作用・胃の健康維持・消炎鎮痛・解毒など様々な効能があります。

二日酔いにウコンの力を頼りにしている人も多いかも知れませんが、それもクルクミンの効能によるものなんですね。抗酸化作用もあるため、アンチエイジング・美肌効果にも期待ができとかできないとか…

日常的にターメリックを摂取しているインドでは、アルツハイマー病に掛かる率が非常に低いという統計もあるらしく、健康のためにも積極的に摂取したいですね。

ただし、摂り過ぎは禁物で、妊娠中・授乳中・肝疾患のある場合も避けた方が良いそうです。

コリアンダー

コリアンダーは、中国では香菜(シャンツァイ)・タイではパクチーと呼ばれています。

カレーには種子をパウダー状にしたものをよく使い、一般的にパクチーと呼ばれる葉の部分は盛り付け時に使用することもあります。種子は葉ほど独特のクセはない(と思う)ので、パクチー嫌いでも大丈夫だと思います。

主に香り付けの役割を担い、パウダーで使用されることが多いです。

消化を促進して食欲を増進させる効果があります。ビタミンC・Eやカルシウム・鉄なども含んでおり、美肌効果にも期待できるとかできないとか…デトックス効果や鎮静作用もあり、偏頭痛などの症状を緩和してくれるそうです。

僕はよく偏頭痛になるので、コリアンダーを毎日薬のように飲んでいます。(嘘です)

こちらも妊娠中・授乳中は避けた方が良いと言われています。

カイエンペッパー

カイエンペッパーは唐辛子のことで、完全に熟した唐辛子を粉末にしたものです。かなり辛い香辛料なので使用量には注意が必要です。

主に辛み付けの役割を担い、パウダーで使用されることがほとんどです。

カプサイシンには脂肪燃焼・食欲増加などの効果があります。また、カプサイシンには鎮痛効果もあるため、関節痛や筋肉痛・腰や背中の痛みを和らげる効果にも期待ができます。

鎮痛と鎮静の違いですが、鎮痛はその名の通り痛みを鎮める効果で、鎮静は苦痛や不安などを緩和させるとか…鎮痛は鎮静の中に含まれているとも言えそうですね。

カレーのレシピにはカイエンペッパーではなく、チリペッパーやチリパウダーと書かれていることもあります。

チリペッパーはカイエンペッパーよりも辛さは弱め、鷹の爪と同等とされています。チリパウダーは完全に別物で、唐辛子に他のスパイスを加えたミックススパイスのことを指します。

どれでも言えることですが、間違ってもこれらを触った指で目の周りを触ることは避けましょう。焼けるような熱さと痛みに襲われ、後悔しか残らないです。(体験談)

クミン

クミンは独特の芳香があり、カレーの香りを強く感じるスパイスです。

主に香り付けの役割を担い、ホールのままスタータースパイスとして使用したり、調理中にパウダースパイスとしても使われます。

食欲増進や消化促進、抗がん作用に胃痛・腹痛にも効果があるようです。女性には朗報で、クミンに含まれる植物ステロールにはコレステロール値や体脂肪を減少させる効果もあり、ダイエットにも良いと報告されています。

妊娠中・授乳中には避けてください。

本格的なカレーを作るためのスパイス

上記4種のスパイスがあれが、普通に美味しいカレーが作れます。(マジで)

ただ、自分でスパイスからカレーを作る人が通る道として、基本のスパイスで作る→物足りなくなって他のスパイスを使いだす…が王道になっています。(知らんけど)

ここでは当店で作るカレーで使用している、基本のスパイス以外のものを紹介していきます。

カルダモン

カルダモンは最も歴史のあるスパイスで、その気品高い香りから「スパイスの女王」とも呼ばれています。

非常に清涼感のある香りで、基本的にはスタータースパイスとして最初に油とともに熱して香りを出します。

口臭を消す効果や、消化促進・血行良化・脂肪燃焼・利尿作用などから、ダイエットにも効果があります。また、その香りには気持ちを落ち着かせてくれる効果もあり、集中力を高めたいときにも有効です。

クローブ

クローブはバニラのような甘い香りが特徴と言われますが、個人的にはバニラっぽさは感じません。(おいッ)ただ、確かにほんのりとした甘い香りが漂い、良く使用するスパイスです。

主にスタータースパイスとして使用し、抗酸化作用・鎮痛・抗菌などの効果があります。嘘か真か、記憶力が良くなるとも言われていますので、受験生のブームとなる日が来るかも知れませんね。

痛みを抑える効果も高いそうで、虫歯の痛みなども軽減してくれるそうです。(ホンマかいな)

シナモン

シナモンはご存知の方も多いと思います。

独特の香りと多くの効能に期待が出来ることから「スパイスの王様」とも呼ばれるそうです。実はカルダモンの旦那さんだったんですね。(違うか)

シナモンにはカシア・セイロンの2種類があり、セイロンの方が高級品となっています。

冷え性やむくみ、高血圧の予防・改善効果や、ダイエット効果、アンチエイジング効果などに期待が出来ますが、アンチエイジング効果があるのはセイロンシナモンの方だけだそうです。

普段から摂取していれば女性には心強い効能が多いですが、過剰摂取による弊害もあるようなので摂り過ぎには注意。また、妊娠中・授乳中も避けた方が良いそうです。

フェンネル

フェンネルは魚料理との相性が良いとされ、臭みを消す効果などがあります。

インドカレー屋さんでレジの近くにおいてある、甘くて独特な香りのする粒々をご存知でしょうか?あれはフェンネルに砂糖をコーティングしたもので、口臭を消すためのものです。

他にも美肌・ニキビ予防・眼精疲労・ダイエット・リラックス効果など、多くの効能がある優れモノですね。ただし、妊娠中・授乳中は摂取を控えてください。

摂り過ぎによる副作用も報告されているようなので、美味しいからとレジ横にあるフェンネルを大量に食べないように気を付けてください。(単体ではあまり美味しいとは…)

スターアニス

お洒落な星形のスパイスで、八角とも呼ばれます。スターアニスの方が洒落ているので、スターアニスと呼びましょう。ほのかに甘みを感じる香りで、個人的に気に入っています。

体を温めて新陳代謝を活性化させ、胃腸の働きを高める消化促進や、体内に溜まったガスを輩出する駆風作用などがあります。他にも殺菌・抗菌作用があるため、咳止めや風邪薬としても用いられることがあるようです。

主成分のアネトールにはイライラを緩和させ気持ちを落ち着かせる効果もあり、歯磨き粉やチューインガムの香料としても使用されています。

フェヌグリーク

インドではメティと呼ばれ、そのままでは苦みが強いですが、上手く油で熱すればカラメルのような甘い香りが得られます。

胃腸の働きを良くし、ホルモンバランスを整える効果もあるため女性特有の更年期障害などの改善にも期待ができるそうです。

また、血糖値やコレステロールを下げる効果もあり、生活習慣病の予防にもなります。

炎症を鎮める働きもあり、口内炎・気管支炎・結核・関節痛などにも効果があります。摂り過ぎによる副作用には注意が必要なので、過剰摂取には気を付けてください。

カスリメティ

カスリメティはフェヌグリークの葉の部分で、上で紹介したのは種の部分となります。非常に特徴のある甘い香りを発し、バターチキンカレーには必須とも言えるスパイスですね。

ただ、スーパーなどではほとんど売っていないと思うので、入手するにはネットかスパイスの専門店などを利用する必要があります。

香りが重要なので、仕上げに手で揉みほぐしながら加えるようにします。仕上げに加えるととても良い香りがするので、是非手に入れて使ってもらいたいおススメのスパイスです。

まとめ

スパイスには様々な効能がありますが、多くは食欲増進・消化促進効果があるため、カレーは食欲をそそるんですね。

スパイスカレーは基本的に小麦粉のルゥを使用しないため、胃にもたれないと言われます。

油を多めに使うこともあるのでカロリー自体は低くはありませんが、脂質は腹持ちが良いため余計なものを食べずに済みます。

結果としてカロリーの総摂取量が抑えられることで、ダイエットにも繋がるのがスパイスカレーです。

基本のスパイス4種だけでも十分美味しいカレーが簡単に作れるので一度作ってみてはいかがでしょうか。

ネットでスパイスの購入ができます

神戸スパイス

基本の4種+ガラムマサラがセットになった、これだけで美味しいチキンカレーが作れるスパイスセット(1,650円)です

アールティ

こちらも同じセット内容ですが、ガラムマサラは店によって配合が違うので、好みの香りを探すのも楽しいですね!

※現在Amazonでは500g単位の商品しかないようです。

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